笠井教授は約20年間アメリカで活動し、98年度より東京工業大学建築物理研究センター教授に着任しました。総合理工学研究科人間環境システム専攻協力講座を併任するともに、文部科学省「21世紀COEプログラム」により2003年に東京工業大学に設立された都市地震工学研究センターの事業推進担当者として研究・教育に励んでいました。
2016年3月で定年退職となりましたが、2017年4月からは実大加力実験工学共同研究講座の特任教授として、引き続き、精力的に研究活動を行っています。2018年度の笠井研究室には、秘書1人、特任助教1人、博士研究員2人が所属しています。
笠井研究室が取り組むテーマは、粘弾性、粘性、弾塑性、摩擦などの パッシブ制振に関する研究の他、鉄骨架構の柱・梁のボルト剛接合、半剛接合、免震構造などの研究も行っています。また、最近は戸建住宅(木造、軽量鉄骨造)の地震に対する財産保持性を高める制振化の研究、大スパン構造の制振に関する研究も開始しております。
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